『ソフトボールは、体力が無いからできないなぁ』って考えている方もいると思います。『投げる、捕る、走る、打つ』の動作があり体を全部使って行うスポーツなのである程度体力が必要になります。
『ちょっと待って!!』ただ、体力が必要といっても筋肉ムキムキでなくてもできるスポーツがソフトボールです。筋肉ムキムキであれば打球が飛ぶと思います。
ソフトボールでは、ある特定の部位を鍛える事で打球が飛んだり、素早い送球ができるようになります。
この記事では、ソフトボールを始める上で必要な体力要素について解説いたします。
ソフトボールの体力要素はこちら!!こんな筋力が必要だった!!
ソフトボールの体力要素で必要になる筋力がこちら!!
- 持久力
- 上半身の筋力
- 下半身の筋力
それでは、各々の詳細について見ていきましょう!!
持久力
持久力は、一定の負荷を長時間維持できる能力の事ですね。ソフトボールの場合は、基本的に7イニングの攻守交代で行われるので、その時間プレイできる体力が必要になります。
初めてソフトボールする方には、ちょっと過酷かもしれませんが、1時間くらい炎天下や寒いグランドでプレイするので体力は外気温からも消耗されます。
持久力は日頃からランニングで鍛えておく必要がありますね。
上半身の筋力
上半身の筋力で、肩周りと腕の筋力が必要になります。肩周りの筋力を鍛えることで遠投能力がアップします。またライナーの送球ができるようになります。
肩周りの筋力は、鍛えることも大事ですが柔軟性をあげるためにストレッチを入念に行って、肩甲骨の可動域を広げるストレッチをすることをオススメします。
肩のストレッチをすることで、ボールを投げる時におきやすい肩の故障リスクを減らす事ができます。腕の筋力は、上腕二頭筋と腕撓骨筋を鍛えることで打球を遠くに飛ばしたり、手首が強くなります。
上腕二頭筋をもっとも効率よく鍛えるにはダンベルを使ったトレーニングだと思います。しかし、ダンベルが無くても腕立て伏せで鍛える事ができます。
腕撓骨筋は、肘から手首までの筋力です。この肘から手首をベンチ台に固定して、軽いダンベルで手首の力だけで荷重を上下運動させることで鍛えることができます。
ソフトボールにおいて送球時、打撃時において重要な筋力の1つが腕撓骨筋だと言えます。なぜなら、手首が強いということは、手首を利かせたスナップスローが小さいモーションでできるので、素早い送球でアウトを取れる可能性が高まります。
また、打撃時においては手首が強いので、ピッチャーの直球の球威に差し込まれず、打ち返すことができるからです。
下半身の筋力
下半身の筋力で、大殿筋と内転筋の筋力が重要になります。大殿筋はお尻の筋力ですね。ソフトボールの場合、特に内野手は真横に瞬時に動くことが多いので大殿筋や内転筋が鍛えられていないと素早く反応することができません。
また、打撃時に内転筋の筋力が足の回転、腰の回転へと連動した力を生み出しいく過程で重要な役割を果たしています。
内転筋が鍛えられていないと、下半身から上半身へ力を伝達することができず、手打ちと言われる威力の無い打球になってしまいます。
大殿筋を鍛えるには、スクワットを行う必要があります。また、一番オススメの練習方法がランジですね。ランジは、フロントランジ、バックランジ、サイドランジがあります。
このランジの練習は、大殿筋と内転筋を一緒に鍛えることができます。基本的な動作がこちら!!
フロントランジ
フロントランジの流れがこちら!!step.1 直立した状態から、片足を前方方向に出して体を沈めこませる
step.2 前に出した足を元の位置に戻し、直立した姿勢にする
step.3 反対の足を前方方向に出して体を沈めこませる
これを繰り返し行います。
それでは、バックランジについて見ていきましょう!!
バックランジ
バックラウンジの流れがこちら!!step.1 直立した状態から、片足を後方方向に出して体を沈めこませる
step.2 後ろに出した足を元の位置に戻し、直立した姿勢にする
step.3 反対の足を後方方向にだして体を沈めこませる
バックランジは、フロントランジと基本動作は同じですが、前方に足を出すのと後方に足を出すの違いがありますね。
それでは、サイドランジについて見ていきましょう!!
サイドランジ
サイドランジの流れがこちら!!step.1 直立した状態から、右足を右真横に突き出して体を沈めこませる
step.2 真横に出した右足を元の位置に戻し、直立した姿勢にする
step.3 左足を左真横に突き出して体を沈めこませる
サイドランジは、特に内転筋を鍛えることが出来ます。
まとめ
- ソフトボールで必要な体力要素は、『持久力』、『上半身の筋力』と『下半身の筋力』
- ソフトボールでは、特に『腕撓骨筋』と『内転筋』の筋力が重要
- ウェイトトレーニングと自重トレーニングで効率よく鍛える
ソフトボールは動きの中に多くの回転動作が含まれています。そのため、筋力を鍛えることと並行して柔軟性を高めるためのストレッチを行うことをオススメします。
ストレッチは、体の可動域を広げる役割も兼ねているので、けが防止のために筋トレの後にストレッチを行う習慣を身につけると良いと思います。