『ソフトボールのチーム戦術って何?』って考えられる方もいると思います。『足の速い人で外野手を固める』とか『背の高い人を1塁手に配置する』なども戦術になると思います。
ただ、それだけでは勝つための戦術として足りてません。勝つための戦術を考えた場合に、もっとも大切になってくるのが攻撃です。
この記事では、攻撃力を最大限に発揮するための戦術について解説いたします。また、個人の能力としてどんな物が必要になってくるのか見ていきましょう!!
ソフトボールのチーム戦術には〇〇が重要だった!!
ソフトボールのチーム戦術には、打順が重要な役割を果たしています。なぜなら、出塁率の高い選手を上位打線に配置しないと、得点チャンスが少なくなってしまうからです。
それでは、打順と役割について1番打者から9番打者まで見ていきましょう!!
1番打者
1番打者は、チームの中で一番多く打順が回ってくるので出塁率が高く、選球眼がよい、そして打撃に優れている打者を配置することが望まれます。
1番打者に求めれるものは、出塁することなので、走力も兼ね備えた選手である必要があります。
2番打者
2番打者は、チームの中でも小技が得意な選手が求められます。特に、バントやエンドラン、進塁打を打つ技術が必要になるので、バットコントロールに優れた打者が適してますね。
最近では、2番打者に強打者をいれるチームもありますが、オーソドックスに進塁打を打ってチャンスを増やしていくスタイルの方が、安定して得点できると思います。
3番打者
3番打者は、高確率で長打の打てる選手が求められます。クリーンナップの一角を担っているので、どうしてもランナーが複数いる状況で打順が回ってくることが多いので、ヒット1本で得点できる力が必要になります。
また、3番打者は走力も兼ね備えている必要がありますね。
4番打者
4番打者は、チームの中で一番打力のある選手が求められます。また、4番打者に対しては相手チームのピッチャーは変化球を多彩に投じてくるので、変化球にも対応したバッティング能力が求められます。
4番打者はチームの中でも期待が大きいので、プレッシャーに強いメンタルも必要になりますね。
5番打者
5番打者は、チーム内でもチャンスに強いことが求められますね。4番打者が敬遠される場面で打席が回ってくることも考えられるので、動揺しないメンタルと打力が必要になります。
3番、4番、5番打者までがクリーンナップの位置づけにあるため、相手チームのピッチャーからは厳しいコースや、打ちにくい変化球を連投される事が考えられます。
打者として、焦ることなく楽しむくらいの気持ちの余裕が必要になります。
6番打者
6番打者は、クリーンナップを抑えた直後に迎えるバッターなので相手ピッチャーが失投したボールを1球で仕留めるバットコントロール力が求められます。
相手ピッチャーは長い時間、クリーンナップと駆け引きをして緊張状態にあるので、6番打者には比較的あまいコースにあまい球が来ることがあります。
この失投を見逃さない思い切りの良さが必要になります。
7番打者
7番打者は、大技、小技なんでもできる能力が求められますね。ランナーがいる時は、コースに逆らわない打撃で走者を一掃する力が必要です。
また、先頭打者として打席に入った時はチャンスメイクできる打撃が必要になります。
8番打者
8番打者は、チーム内でも打撃より守備力を重視して配置されているケースがあります。これを逆手にとらえて、相手ピッチャーがカウントを取りにくるボールを確実に狙い打つバットコントロール力が求められます。
長打よりも確実に単打で出塁できる選手が求められますね。
9番打者
9番打者は、先頭打者につなぐバッティングが求められます。そのため、セフティバント、送りバント、エンドランなどの小技が得意な選手である必要があります。また、9番打者はチーム内でも上位の走力が求められます。
9番打者から始まるイニングで出塁した時は、相手ピッチャーに塁上からプレッシャーをかけることで、得点チャンスが広がります。
チームスポーツだけど、個人能力で必要な物はこれ!!
ソフトボールは、チームスポーツですが、特に打撃時は個人の能力が試されます。【守備も大事ですが、得点を取らないと勝てないので打撃に重点をおいてます】
バッターボックスに入ったら誰も手助けしてくれる人はいないので、バッティングに関しては、
ココを理解する
自分は『どこのコースの球を打てるのか?どの球種は打てるのか?』という事を客観的に把握している必要があります。
これが出来ないと、打てないコース、打てない球種への対応が出来ず、チャンスでヒットを打つことが出来ません。
バッティング練習する時は、
ココがポイント
『どのコースに対応が出来ていないのか、どの球種が対応できていないのか』弱点を克服する練習と、
ココがポイント
このコースにボールが来たら確実にジャストミートできるという範囲を体で覚える事ですね。
私は、アウトコースが苦手だったのでアウトコースに来たボールは、ファウルを打って粘り、得意のインコースに来た球をジャストミートする作戦で打席に立ってました。
まとめ
- ソフトボールのチーム戦術には、打順が重要な役割を果たしている
- 打順には1番から9番まで、『出塁、走者を一掃する、バント、エンドラン』などの攻撃指示が含まれている
- 個人能力で一番必要な物は打撃能力
ソフトボールの打順が勝つための鍵を握っていることが言えますね。ソフトボールの打順の組み立てはチーム事情や監督の考え方で異なると思います。
しかし、チームを俯瞰して見た時に『誰がこの打順に適しているか?』という視点が大事になってくると思います。
もし、その打順に適する選手がいなければ、自分がその打順をになうための練習をする事で1番打者になれたり、4番打者になる可能性は高くなると思います。
自分で打順は決めることは出来ませんが、狙った打順に近づく練習をすればその打順を任せてもらえる日が来ると思いますね。