わたくし”もちしるべ”が、興味を持っていることを前提に、『実体験』、『読書』や『ネットで調べたこと』をもとに記事を構成しております!!

もちしるべの言魂@ブログ

ミュンヘン観光に来たら見逃せない!!有名な国立美術館はこれだ!!

ミュンヘンに来て、買い物は楽しんだけど、なんかもの足りないな?基本的に日曜日は、どこも閉まってるし、日曜日でも楽しめる所ないかな?

それなら、自分で探してみよう!!という事で、ミュンヘンん在住の私が調べました。日曜日でも退屈しない、観光に来たら行かなきゃ損、ミュンヘンの美術館はここだ!!

アルテ・ピナコテークって何?

アルテ・ピナコテークはドイツの国立美術館です。バイエルン州ミュンヘンにあり、世界でも最古の部類に属する美術館です。

元々はバイエルン王家ヴィッテルスバッハ家の収蔵品を市民を対象に展示する目的で作られました。

以後、バイエルン王国からドイツ帝国へ編入を経て、国有化され現在にいたります。「ピナコテーク」という単語はギリシア語に由来しており、「絵画の収蔵所」という意味です。

元々はバイエルン王国の首都であったミュンヘンは、当時、統治していたヴィッテルスバッハ家の収蔵品でアルテ・ピナコテークが出来たので、観光で美術館を訪れる際に、ヴィッテルスバッハ家の歴史も踏まえて見学される事をオススメします。

アルテ・ピナコテーク正面写真 引用元:Wikipedia

アルテ・ピナコテークには何があるの?

アルテ・ピナコテークは、以下のような様々な絵画が展示されています。

  • 中世からバロック期にかけての作品が中心
  • ホルバイン、クラーナハ、デューラーなどのドイツ絵画
  • ルーベンス、ブリューゲルらを始めとするフランドルやネーデルラントの絵画
  • さらにはフランス、スペイン、イタリアの優れた多くの絵画

ミュンヘンにあるアルテ・ピナコテーク(国立美術館)は、中世からバロック期にかけて、多くの絵画が展示されている事が分かります。観光の合間に美術に触れるのも良いかと思います。

それでは、アルテ・ピナコテークに展示されいる絵画を描いた、特に有名な画家を1人紹介します。

  • ハンス・ホルバインは、ルネサンス期のドイツの画家
  • ハンス・ホルバインは、南ドイツのアウクスブルク出身
  • 後に、イングランドで活動した画家

ハンス・ホルバインは、アウクスブルクの出身で、後にイングランドで活動した画家というのは分かったけど、実際にどんな画家っだったのか全然分からない?どんな作品があるの?

それなら、自分で調べてみようという事で、ミュンヘン在住の私がいろいろ調べてみました。知らなきゃ損、ハンス・ホルバインは国際的に活躍した肖像画家だった。

ハンス・ホルバインの概略(がいりゃく)はこちら!!

  • 国際的に活躍した肖像画家
  • アナモルフォーシスを使う画家
  • ホルバイン家は画家一族
  • ハンス・ホルバインの名は3代継承

それでは、各々詳しく見ていきましょう!!

国際的に活躍した肖像画家

ハンス・ホルバインの作成した肖像画で特筆すべき作品は、1516年制作の『バーゼル市長ヤーコプ・マイヤー夫妻の肖像』です。

ハンス・ホルバインが18歳頃の作品ですが、すでに成熟した技巧を見せています。ここから、肖像画家としての活躍がはじまりました。

私の個人的な意見ですが、18歳でこのレベルの絵画を描いたいた事に、驚きました。とても、真似できるレベルでは無いと思いました。

ミュンヘン観光で訪れたら、是非とも足を運んでいただきたい美術館です。

ハンス・ホルバインの肖像画 引用元:Wikipedia


アナモルフォーシスを使う画家

アナモルフォーシスは、ゆがんだ画像を円筒などに投影したり角度を変えてみたりすることで正常な形が見えるようになるデザイン技法のひとつです。

日本では、江戸時代に刀の鞘を投影用の円筒として利用したものが流行し、「鞘絵」(さやえ)と呼ばれました。「鞘絵」(さやえ)はオランダ人が伝えたもので、ガラス器などに平たく描いてある絵を鞘などに映すとよくわかるようになるというものです。江戸中期に流行しました。

正直、ルネサンス期に既にこのようなデザイン技法が有った事に驚きました。"どんな、キッカケでこの画法が出来たのか?"気になるところです。日本では、江戸時代にオランダから広まったので、元祖はオランダ?ということになるのでしょうか?

ドイツ・ミュンヘンには、どのように伝わったのか?また、いつ頃から観光の中で市民と美術館が結びついたのか?歴史と美術は切れない関係なので、興味深いです。

ホルバイン家は画家一族

ハンス・ホルバイン、父、兄と息子が美術史上に名を残す画家でした。一族で有名画家というのは、日本では、あまり聞いたことがないですね。

どんな教育をされてきたのか非常に興味がわきました。私は、絵画の前に、デッサン自体が得意では無いので、遠近法や人の部位ごとの割合が理解できていないので、なんかイマイチな感じになってしまいます。

ミュンヘンから電車で1時間程の場所に、ハンス・ホルバインの故郷であるアウクスブルクがあります。

ハンス・ホルバインが、ここで多くの美術に触れ画家として基礎をつくり、修行で各地の遍歴の旅に出た後は、観光で訪れた美術館や美術品から教養を得て成長したのではないでしょうか。

ハンス・ホルバインの名は3代継承

ハンス・ホルバインの名は、3代受け継がれております。私が思うに、”祖父から父へ、父から子へ画家になって作品を残して欲しいという願いが込められて名付けられたのか?”分かりませんが、一族の名前を後世に残したいという意図があったのかもしれません。

今日では、伝統芸能以外で、3代名前を受け継ぐのは、非常に珍しいですね。

”祖父、父、子の作品が、どのように見分けれられていたのか?”、非常に興味深いですね。同じ名前だけに筆跡まで一緒っだたら、本当に見分けがつかないですね。

ミュンヘンに観光で来られた際は、アルテ・ピナコテーク(国立美術館)でハンス・ホルバインの作風の違いを見つけるのも、楽しいかと思います。

アルテ・ピナコテークはどこにあるの?

アルテ・ピナコテークへの行き方は下記になります!!

ミュンヘン中央駅(München hbf)から、地下鉄Uバーン2号線 ケーニヒスプラッツ駅 (Königsplatz)で下車。駅から徒歩約8分の場所にあります。

アルテ・ピナコテークの入館料と営業時間について

※日曜日は入館料 1€(130円位)、未就学児は無料です。2014年~2018年まで改修工事のため特別料金

毎週日曜日は、お得に美術館を訪れることが出来ます。ミュンヘンに観光で訪れた際は、日曜日に美術館に行かれる事をオススメ致します。

まとめ

  1. アルテ・ピナコテークはドイツ・ミュンヘンにある、世界でも最古の部類に属する美術館
  2. アルテ・ピナコテークは、中世からバロック期にかけての作品を中心に陳列
  3. 国際的に活躍した肖像画家、ハンス・ホルバインの作品が陳列
  4. ハンス・ホルバインは、アナモルフォーシスを使う画家
  5. ホルバイン一族は、美術史上に名を残す画家

私も、アルテ・ピナコテーク(国立美術館)に観光で一度訪れた事があるのですが、ドイツ・ミュンヘンにある、世界でも最古の部類に属する美術館で、一枚一枚の絵画も大きく迫力のある物でした。

特に印象深かった作品で、ハンス・ホルバインの版画で”死の舞踏”というものがあります。これは擬人化された「死」が、様々な職業に属する踊る人影の行列を、墓場まで導く風景が描かれております。

この絵画を、遠くから見た時は、普通に宴をしているかのような感じだったのですが、近くで見たら骸骨(がいこつ)だったので、驚きました。

観光で、アルテ・ピナコテーク(国立美術館)を訪れた際は、一見の価値アリです。

  • B!