ソフトボールをプレイしていてもあんまり気にならないけど、いざグランドに白線のラインを引いた時に知らないと困ることがあります。
それが、ソフトボールの塁間距離、球場やグランドのサイズです。
『そんなの知らなくても良くない?』って考えている方もいると思います。
しかし、ソフトボール専用球場って、日本には数える程度しか無いため、ソフトボールをする場合は、毎回白線のライン引きから始めなければなりません。
ソフトボールの塁間距離や球場のサイズを記憶するのは、難しいと思いますが、すぐに検索できるようにしておくと、便利だと言えます。
この記事では、ソフトボールの塁間距離を含めた、球場のサイズについて解説致します。
ソフトボールの塁間距離は、野球の〇〇距離より短い!!
ソフトボールの塁間距離は、18.29mです。
数字だけ言われると、『長いのか?短いのか?』って感じだと思います。
この距離感を、もっともイメージしやすいのが、野球のピッチャーマウンドからバッターボックスの距離です。この距離が、18.4404mですね。
こうやって比較してみると、ソフトボールの塁間距離は、野球のピッチャーマウンドからバッターボックスの距離より短いことが分かりますね。
それでは、次に球場やグランドのサイズについて見ていきましょう!!
ソフトボールの球場のサイズが、男女でちょっと違った!!
ソフトボールの球場のサイズは、男子が68.53m以上で、女子は60.96m以上です。
この数値は、ホームベースから外野フェンスまでの距離を表しております。打球が飛びにくいソフトボールでホームランまでの距離の差が、性別を考えて楽しめるようにルールが作られていると言えますね。
ホームベースから外野フェンスまでの距離以外に、どんな数字が性別や年代で違うのか見てみましょう!!
年代や性別でも、いろいろが違っていた!!
ソフトボールをする年代や性別で、何がどれだけ違うのか?
それがこちら!!
- 投手板と本塁の距離
- フェアグラウンド
- ボールサイズ
それでは、各々の詳細について見ていきましょう!!
【違いその①】投手板と本塁の距離
投手板と本塁の距離は、ピッチャープレートからホームベースまでの長さのことですね。
男子が14.02mで一番距離が長く、次に女子13.11m、中学女子12.19mで、エルダー(35歳以上の女性チーム)、エルデスト(50歳以上の女性チーム)とシニア(59歳以上の男性チーム)は同じ距離になってますね。
最後に、小学生が10.67mと距離が短くなってますね。
投手板と本塁の距離が年代や性別で違うのは、納得できますね。なぜなら、成長とともに距離が離れていかないと、ピッチャーの球速も速くなるので、ピッチャー有利の環境になってしまいますね。
仮に、投手板と本塁の距離が小学生の10.67mで固定されていたら、男子の大会で時速180km/hや190km/hのストレートが計測されてしまう可能性もありますね。
こんなスピードのボールは、バットにすら当たらないので、年代や性別に応じて最適な投手板と本塁の距離が算出されていると考えられます。
それでは、次の項目について見ていきましょう!!
【違いその②】フェアグラウンドの距離
これは、先程の球場サイズとかぶる話なのですが、小学生だけ制限なしになっております。
男子は、68.58mと一番広く、中学女子、エルダー(35歳以上の女性チーム)、エルデスト(50歳以上の女性チーム)とシニア(59歳以上の男性チーム)は、60.96mとなってますね。
小学生の時の記憶をたどると、河川敷のグランドはフェアグラウンドの制限が無かったので、強い打球が外野を抜けるといつまでも打球が転がっていって、ランニングホームランになることが多々ありました。
小学生のフェアグラウンドに制限が無いというのは、狭いグランドでも広いグランドでも試合が成立するので、捉え方によってはどこでも試合ができるというメリットがあります。
その反面、広いグランドで強い打球が外野を抜けると、ただボールを追いかけるだけになり、やる気を削ぐ要因になることも考えられますね。
狭いグランドであれば、強い打球が外野を抜けても、球場と同じようにボールが止まるので、その後の内外野の連携プレーができますね。
これらの事から、小学生の低学年のうちは、狭いグランドで試合した方がより実践的だと思いますね。
打球が外野を抜けたら、ランニングホームランになるような広い球場だと守っている方は、ただボールを追いかけるだけなので、ちょっと気の毒ですね。
それでは、次の項目について見ていきましょう!!
【違いその③】ボールのサイズ
ソフトボールは大きく分けて、1号球、2号球と3号球の3種類に分類されます。
これは、1号球が一番小さく、小学生低学年の選手が使うボールになります。次に2号球ですが、これが2番目に大きいボールで、小学生高学年の選手に使用されます。
最後に、一番大きいボールが3号球で中学生以上の選手が使うボールで、大学や社会人の年代は革製の3号球で練習や試合をしていますね。
ソフトボールのボールは、成長とともに片手でしっかり握って投球できる最適サイズを計算されていると感じました。
これらの事から、ソフトボールはあくまでも、どの年代になっても楽しめるように生み出されたスポーツだと言えますね。
それでは、最後に年代や性別ごとに各距離の違いを一覧にしてみました。
それがこちら!!
No | 世代 | 投手板と本塁の距離 | フェアグラウンド | 塁間距離 | ボールサイズ |
1 | 小学生低学年 | 10.67m | 制限なし | 16.76m | 1号球 |
2 | 小学生高学年 | 10.67m | 制限なし | 16.76m | 2号球 |
3 | 中学生女子 | 12.19m | 60.96m | 18.29m | 3号球 |
4 | エルダー(35歳以上女性チーム) | 12.19m | 60.96m | 18.29m | 3号球 |
5 | エルデスト(50歳以上女性チーム) | 12.19m | 60.96m | 18.29m | 3号球 |
6 | シニア(59歳以上男性チーム) | 12.19m | 60.96m | 18.29m | 3号球 |
7 | 女子(高校生以上) | 13.11m | 60.96m | 18.29m | 3号球 |
8 | 男子(中学生以上) | 14.02m | 68.58m | 18.29m | 3号球 |
この一覧表から言えることですが、小学生が一番細かく分類されており、距離が短く、ボールのサイズも小さいので、体格や体力的な要素が考慮されていますね。
まとめ
- ソフトボールの塁間距離は18.29m (小学生16.76m)
- ソフトボールの球場サイズ、男子68.58m、中学女子以上60.96m
- ソフトボールは年代や性別で、距離やボールサイズが異なる
ソフトボールって、『どんな球技か?』知っている方は、たくさんいると思いますが、ソフトボールのルールが、年代や性別で細かく分類されていることを知っている方は、少ないと思います。
ソフトボールを始めるにあたって、年代や性別でルールが異なることを知っていれば、今までなかなか踏み出せなかった方には、はじめの一歩を切りやすいのではないかと思いますね。